元イングランド代表ジェイミー・ヴァーディの今季限りでの退団が、プレミアリーグのレスター・シティから24日に発表された。
ヴァーディは2011-12シーズン、アマチュアのいわゆるノン・リーグであるカンファレンス・プレミアのフリートウッド・タウンに所属し、36試合で31ゴールを記録した活躍が評価され、翌シーズンから当時チャンピオンシップのレスターに移籍。それから13シーズンにわたってチームに所属し、ストライカーとしてチームを牽引してきた。
2014年にはチャンピオンシップ優勝とプレミアリーグ昇格に貢献し、自身も16ゴールを記録してクラブの年間最優秀選手に選ばれた。
2年後の2016年は、ミラクル・レスターと呼ばれた絶好調のチームと共に、24得点を記録。プレミアリーグ新記録となる11試合連続ゴールも達成し、PFA年間ベストイレブン、FWA年間最優秀選手賞に選出され、奇跡の優勝の立役者となった。
その後も、2019-2020シーズンには史上最年長での得点王を獲得するなど、エースとしてゴールを量産し続け、現在までにレスターで公式戦496試合198ゴール69アシストを記録。
2020-2021シーズンにはFAカップ優勝、2022-2023シーズンにはチャンピオンシップ降格など、酸いも甘いもクラブと共に経験し、2016年のプレミアリーグ優勝後には、何度も強豪クラブからの引き抜きの報道があったが、最終的にはレスターに残留。クラブに栄光をもたらした最後のメンバー、文字通りレジェンドとして退団を迎えることになった。