野球

二刀流復活!大谷翔平の2025年シーズン展望

大谷翔平、2025年シーズン展望:ドジャース移籍後の二刀流復活に期待大

2025年のシーズン、最もメジャーリーグの注目の的となるのは、やはり大谷翔平だろう。2023年の肘の負傷から回復し、5月には投手として復帰、待望の二刀流復活を果たすことが確定的だ。昨シーズンにはホームラン50本、盗塁50の50/50を史上初めて達成し、3度目のMVPを獲得するなど、バッターとしての実力を改めて証明した大谷が、2025年シーズンにどんな成績を残すのか。ドジャース移籍後は初となる投手としての出場により、投打でのバランスを模索することになるだろう。

投手としての復活:サイ・ヤング賞候補の実力

大谷が2025年に投手としてどれだけの活躍を見せるか、注目点のひとつだ。2023年のトミージョン手術から、1年の回復期間を経て、再びサイ・ヤング候補に名を連ねるほどの活躍を見せてくれるだろうか。ドジャース移籍後初の登板となるだけに、周囲の期待も膨らむ。

予想される成績としては、10勝前後、防御率3.00点台前半、奪三振数は100〜150と言ったところだろう。肘の状態が万全となってくれば、160km/h近いストレート、一昨年から多投しているスイーパーや、ツーシーム、スプリットを駆使したピッチングで打者を圧倒する姿が想像できる。サイ・ヤング賞の候補に上がってくるには投球回数が必要だが、大型補強によって先発投手が豊富なドジャースなら、大谷を休ませながら効率よくローテーションを回すことも可能なはずだ。シーズン終盤になって、投手・大谷がどのポジションにいるのか。興味深く見守っていきたい。

打者としての進化:新たなステージへ

打者としても、大谷は引き続き圧倒的な存在感を誇ることが予想される。昨シーズン、前人未到の54本塁打、59盗塁を達成したことは記憶に新しいが、2025年は投手としての登板も確実視され、故障のリスクを減らすためにも打者としての出場数時代が減り、数字が下がることが予想される。

ホームラン数は35〜45本、打点は100打点ほどになるのではないだろうか。打撃の安定性が増し、後続のベッツやフリーマン、エルナンデスが好調を維持できれば、四球の数も出塁率も増えてくる可能性が高い。

盗塁は昨年に比べて大幅に減ることがロバーツ監督の発言からも予想される。60盗塁に迫った昨季は、ピッチャー登板がなく、バッターとしての役割に徹しており、盗塁の多さもその一端だった。今シーズンは盗塁数は減るであろうが、二刀流として、違った形で常勝軍団の力となるだろう。

二刀流の難しさと調整の鍵

二刀流を続けるためには、体調の管理が非常に重要だ。投手としてフル稼働しながら打者としても高いレベルを維持するのは簡単なことではないが、大谷はその負担を乗り越えるためにこれまでの経験を活かし、シーズンを乗り切るだろう。

ドジャースは、大谷の起用法に工夫を凝らし、必要に応じて休養日を設けることになるだろう。それにより、投手と打者の両方でフルシーズンを戦えるように調整される。おそらく、投手としての登板前後に休養日を設けるなど、バランスを取りながらパフォーマンスを最大化する形になると予期される。

チームの期待とMVP争い

2025年のシーズン、ドジャースは再びワールドシリーズ、そしてチャンピオンを目指す。大谷の二刀流はチームにとって欠かせない武器となり、1年でチームの顔となった彼の成績次第でポストシーズン進出は見えてくる。もちろん、MVP争いにも再び名を連ねるだろう。特に、投打の両方でリーグを席巻することになれば、シーズン終了後には4度目のMVP獲得や、サイ・ヤング賞などの個人賞も現実味を帯びてくる。

まとめ

2025年シーズン、大谷翔平が再び野球界を席巻する姿に期待したい。投手としてはサイ・ヤング候補に名を連ね、打者としてはホームラン王、打点王と言ったタイトル争いにシーズン終盤まで絡んで欲しいところだ。二刀流としての圧倒的な存在感を発揮すれば、2年連続のワールドチャンピオンも自ずと見えてくるだろう。